スピリチュアルセラピストになった私のこと
20代、舞台女優業からプロの司会者に転進し、
司会業を天職と感じて仕事に飛び回っていました。
30歳手前に母親になったのをきっかけに、
子供を育てるに当たって、
人が生きること、幸せとは、成長とは、
そういったことに興味が向いていきました。
そして、
作りごとやイベントではなく、
人の人生に本気で関わる仕事がしたい、と思うようになりました。
そう思ったら、
司会をしていても、何故か打ち合わせで悩み相談になり、
だんだん、子供をなだめながら、日々、電話で人の相談にのっている、
という流れが起こってきました。
仕事がら、人さまのお話を聞かせていただいたり、
ものをお伝えしたりすることには慣れていましたので、
相手の方がすぐに私の言葉を受け止めてくださって、
信頼し、行動を起こしていかれるので、
自分の言葉が人の人生に大きな影響を及ぼしてゆくことに、
怖さと責任を感じて、
きちんと心理の勉強をしなくては、と思うようになりました。
最初は心理学から入りました。
心の勉強をすると、
当然自分と向き合うことになってゆきます。
そのころの私は、
それまでの仕事と同じく、表面は元気にイキイキと見えても、
内面には、人には決して見せない葛藤や、
にせもの、と感じるところを、
多く抱えていました。
その問題は、心理学だけでは片付かず、
すぐに、
自己啓発と言う分野に、
そして魂や霊性に触れるスピリチュアルと言う分野に
向かってゆきました、
表面だけではなく、と言う自分の思いは、
こういうことだったのか、
ここに触れること、
こことつながることだったのかと、
そのころ味わった魂から突き上げてくるようなワクワク感は、
これを一生の仕事にと、決心させてくれるものでした。
それからは、セラピストになるべく、
心理学、運勢学、占い、心理療法、催眠、気功、整体
様々なセラピーやヒーリングの方法、を学びました。
その中で、他とは全く違う感覚とインパクトで、
自分の中に入ってきて、そのまま住み着いてくれたのが、
数秘術と心理カードとアロマテラピーでした。
特に数秘術は、最初のレッスンから、初めて聞いた内容だと思えないほど、
スーッと入ってきて、特に覚えるのに苦労もしないで、
すぐに人に伝えられるようになりました。
自分がすると決まっているものは、
こんなものかもしれない、
そう思ってからは、なかなか頭に入ってこないものは、
私のするべき仕事ではないと思うようにしています。
カードにもアロマにも、他とは違う運命の出会いを感じました。
この3つには、3日くらいの間に同時期に出会っています。
今考えると、とても不思議で、
恩師である、すばるαの藤原桂舟先生との出会いも同じころで、
まるで、桃太郎がおばあさんに拾われ、
犬・サル・キジに出会っていったように、
私はこのもの達と供に、
鬼退治ならぬスピリチュアルセラピストの道を歩くことになりました。
それは15年あまりたった今も頼もしく、楽しい仲間たちで
この出会いを、今も日々感謝しながら過ごしています。
数秘やカードの存在は、
人には、潜在意識や魂というものが存在し、
その声を聞きながら生きてゆく、ということをしなければ、
本当に自分を生きることにはならなくて、
心から楽しいとも感じられないのだということを教えてくれました。
私自身も、その声を聞く力が増してゆきました。
スピリチュアルセラピストを始めてから、
結構な年月が経ち、
今強く思うのは、
人それぞれが、本当に大切で唯一無二の存在であると言うこと、
言葉ではなく、それがはらに落ちて行ったことが、
私の成長です。
ですから、どんな状態であっても、
その方が幸せであるなら、そのままでいいのです。
でも、もし何か生き苦しいとか、
こうなれたらという夢があるのなら、
私はその方に寄り添い、
数秘やカード、また長年の経験でみについた直感を使いながら、
魂の声を聞くサポートし、
現実を幸せな状況へと変容させていく、
お手伝いをさせていただくことが出来ます。
以前は、スピリチュアルや、魂といった、
見えない世界が「怪しい」とされることに、
分かる人にしか分かってもらえない、などと、
自ら怪しさを肯定していた頃もありましたが、
今では、
本当にあたりまえのこととして、
普通にお伝えすることが出来ます。
時代も移り変わり、少しは怪しさも薄まり、楽になりました。
スピリチュアルセラピスト、という仕事には、
何も公的な資格はありませんが、
15年間、この道一筋にずっとやってくることが出来たことと、
自分自身が変わっていけたこと、
今が幸せだと言えること、
多くのケースに寄り添わせていただいたことが、
自分の資格だと思っています。